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金正恩委員長「幹部は責任・本分に忠実に」…党創建日迎え内部結束を強調

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.10.11 16:20
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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が労働党創建79周年記念日(10月10日)を迎え、創党理念・精神を強調しながら幹部に責任・本分に忠実であることを注文した。国際社会の全方向制裁による経済難と外部思潮流入などで党・国家に対する不満が強まる状況で、住民のためという人民大衆第一主義を創党理念として前面に出しながら幹部に対する統制を強化し、内部結束を図ろうという意図と解釈される。

金委員長は11日の労働新聞を通じて公開した党創建日記念談話で「革命的な党が創建の最初の道で掲げた理念と精神は少しも変わってはならず、絶対に改良されてもならない」とし「時代の変化を云々しながら党建設で改良主義の道に進めば、創党初期の理念からの離脱と思想精神的な変色を招き、党の執権力を弱めることになる」と主張した。

 
続いて「わが党の創党理念、創党精神の真髄は人民大衆第一主義」とし「人民大衆第一主義、まさにここにわが党固有の本態があり絶対の執権力がある」と強調した。

また、7月末に北部国境地域で発生した洪水被災者を平壌(ピョンヤン)に移して支援し、従来の工場中心の「地方発展20×10政策」を保健施設、科学教育および生活文化施設、糧穀管理施設に拡大した点を主な成果に挙げた。

談話には幹部の綱紀粛正などの内容も盛り込まれた。金委員長は「幹部の道徳品性問題は党の権威と直結する深刻な政治的問題」とし「派閥勢力と官僚主義、不正蓄財行為はわが党の創党理念、創党精神に根本的に背く主な闘争対象」と指摘した。

続いて「幹部は自身に派閥勢力と官僚主義、不正蓄財のわずかな要素でも生じれば、それが党に損失をもたらし、自らの政治的生命にも汚点を残すということを肝に銘じて、自らを統制してムチを打つべき」と警告した。

金委員長は来年度の労働党創建80周年行事の重要性についても強調した。金委員長は「来年は栄光の党創建80周期という意味深い年であり、党中央委員会第8期事業を結束する非常に重要な年」とし「新しい時代を開くうえで分水嶺となる大政治祝典として盛大に慶祝するための準備事業を今から進めていくべきだ」とした。

北朝鮮大学院大学の梁茂進(ヤン・ムジン)教授は「党の綱紀粛正を通じて来年度の党創建80周年行事の盛大な開催、第8回党大会の課題および経済発展5カ年計画の成功で体制の結束を最大化しようという意図」と話した。

一方、金委員長は前日に平壌の中央幹部学校で開かれた慶祝公演と校内緑地公園で進行された慶祝宴会にも出席した。同紙は「愛するお子様」と呼びながら金正恩の娘ジュエ氏の出席を伝えた。主要外賓としてはマツェゴラ駐北朝鮮ロシア大使が金委員長の「個人招待客」資格で行事に出席し、崔善姫(チェ・ソンヒ)外相が隣の席にいた。

同紙は中国側の出席者に言及しなかったが、異常気流が表れている最近の朝中関係が反映されたのではというのが専門家らの分析だ。韓国統一部のキム・インエ副報道官はこの日午前の定例記者会見で「外国大使に対する国家首班個人名義の招待は異例」とし「中国大使は現在のところ労働新聞の写真では確認されていない」と話した。

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