【コラム】北朝鮮の核をめぐる微妙な雰囲気
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.10.06 10:08
先月27日、国際原子力機関(IAEA)のグロッシー事務局長の発言が国際的に波紋を起こした。グロッシー事務局長がAP通信とのインタビューで「北朝鮮は2006年に事実上の核保有国(a de facto nuclear weapon possessor state)になった」と話したためだ。核兵器の拡散を防ぎ核の平和的利用に向けて設立された国連傘下機関のトップが北朝鮮の核兵器を現実的と認めるような姿勢を見せ国際社会は大きく慌てた。
翌日IAEAは「グロッシー事務局長の発言は国連安保理決議が持っている有効性を強調し北朝鮮との対話の必要性を主張したもの」と鎮火に出た。韓国外交部もグロッシー氏の発言が伝えられると「北朝鮮の非核化は世界の平和と安定を達成するための必須条件であり国際社会の一致した目標」と明らかにした。グロッシー氏の発言に直接的な反論を避けながら北朝鮮非核化の正当性を強調したのだ。波紋は急速に鎮まりそうだが、後味はすっきりしない。