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CIA長官「プーチンはチンピラ…ロシアはウクライナに戦術核使用するところだった」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.09.09 08:25
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米国と英国の情報機関トップが並んで公開行事場所に姿を現し、「ロシアの戦争拡大脅迫に屈服してはいけない」と口をそろえた。米情報機関トップはロシアのプーチン大統領を「チンピラ(bully)」と呼び、ウクライナ戦争初期の2022年秋に「ロシアが戦術核兵器を使用する可能性があった」という情報判断も公開した。



 
米中央情報局(CIA)のバーンズ長官と英秘密情報部(MI6)のムーア長官は7日(現地時間)、ロンドンで開かれたフィナンシャルタイムズ(FT)主催の行事に出席し、このように明らかにした。バーンズ長官は「2022年秋にロシアがウクライナに戦術核兵器を使用するような本当の危険があった」とし「バイデン米大統領が自ら2022年にトルコで開かれた会議でロシア対外情報局(SVR)のナルイシキン長官に『そのような形で緊張を高めさせた場合の結果』を警告した。最近もそのようなことがある」と話した。その一方で「ロシアに怯える必要はない」と述べた。

当時ロシアは通常爆弾に放射能物質を入れた「汚い爆弾(dirty bomb)」を「ウクライナが使用する可能性がある」とし、核兵器の使用に圧力を加えた。半面、ウクライナと西側は「嘘の扇動」と反論した。

またバーンズ長官は「プーチンはチンピラだ。我々をを脅迫し続けるだろうが、怯える理由はない」とし「(バイデン大統領が)ウクライナを支援する別の方法を探し出すはず」と話した。

ムーア長官は「ロシアのスパイが激しく行動している」とし、ロシアのスパイが欧州全域で放火などサボタージュ(破壊工作)と疑われる事件を起こしていると主張した。続いて「核戦争への拡大に言及する当事者はプーチン一人だけ」とし「西側はロシアのこうした発言や行動に脅されない」と強調した。

両長官はこの日、FTに同じ趣旨の共同寄稿も載せた。これを通じて「ロシア情報当局が欧州でしている破壊工作、虚偽情報を広める技術の誤用を防ぐために協力している」と明らかにした。CIAとMI6のトップが共同名義で寄稿したのは今回が初めて。

◆「イラン、ロシアにミサイル数百発支援」

一方、ニューヨークタイムズ(NYT)はこの日、米国と欧州の当局者を引用し、「イランが数百発の短距離弾道ミサイルをロシア向けに船積みした」と伝えた。これに先立ち先月初め「数十人のロシア軍がイランで衛星誘導短距離戦術弾道ミサイルFath-360などの使用法の訓練を受け、数百発のミサイルがロシア向けに船積みされる」(ロイター通信)という報道もあった。

Fath-360の最大射程距離は約120キロであり、ウクライナ東部の激戦地のロシア軍が使用する場合、ハルキウ(ハリコフ)などウクライナの主要都市が射程圏内に入る。

ウクライナはこうした動きに反発しながら、米国にロシア本土を打撃できる長距離ミサイルの提供にまた圧力を加えた。しかしバイデン政権はロシアの核兵器使用を懸念してこれを許可していない。また米国は対イラン制裁にも動けずにいる。イランがイスラエルとパレスチナの武装組織ハマスの休戦協定締結の重要な関連国という点でだ。

イランは対ロシアミサイル提供に関する報道に「紛争当事国に軍事支援をするのは非人道的」とし「イランはそのような行動に関与していない」と否認した。

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