「米国の自尊心は売れない」 USスチール、日本売却にブレーキ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.09.06 07:49
日本製鉄によるUSスチール買収合併(M&A)計画が座礁危機を迎えた。ニューヨーク・タイムズ(NYT)やワシントン・ポスト(WP)などは4日(現地時間)、政府消息筋を引用してバイデン大統領が国家安全保障を理由に日本製鉄のUSスチール買収を承認しない方針だと報じた。
ロイター通信のこの日の報道によると、消息筋を引用して、対米外国投資委員会(CFIUS)が先月31日、日本製鉄に書簡を送って今回のM&Aが国家安全保障に脅威になるという内容を伝えた。米国2位のUSスチールが日本製鉄に買収される場合、自動車など幅広い産業の根幹である鉄鋼生産に支障をきたす場合があるという論理だ。CFIUSは外国企業の米国企業買収承認権限を有する財務省主導の政府機構だ。M&A白紙化展望の報道に対し、この日USスチールの株価は対前日比17.5%下落した。