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ハトが飛びドル下がる…ウォン相場1320ウォン台に上昇、円も今年最高値

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.08.27 06:26
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対ドルのウォン相場が約5カ月ぶりの高値水準を示した。米連邦準備制度理事会(FRB)の9月の利下げへの期待が高まりドルが値を下げた影響と解説される。

26日のソウル外国為替市場でウォン相場は1ドル=1326.80ウォンで取引を終えた。前営業日終値の1338.80ウォンと比較すると12ウォンのウォン高となった。これは3月21日の1322.40ウォンから約5カ月ぶりのウォン高水準だ。ウォンは午前中に一時1319.40ウォンまで上がった。

 
23日にFRBのパウエル議長が政策転換の信号弾を撃ったのが影響を及ぼした。パウエル議長はワイオミング州で開かれる経済政策シンポジウムのジャクソンホール会議で「もう政策を調整しなければならない時がきた」と宣言し、市場は9月の連邦公開市場委員会(FOMC)会議で利下げを断行するものと受け止めた。

ドル安でアジア通貨は一斉に上昇傾向を示した。26日の東京外国為替市場で対ドル円相場は一時1ドル=143円台まで上がり今年最も高い水準を現わした。中国人民銀行によると人民元相場も1ドル=7.11元台で前営業日より0.3%ほど上昇した。

市場はドル安局面が当分続き、ウォン相場がしばらく高い水準を示すと予想する。日本銀行の通貨政策も変数だ。ウォンは円の流れに同調する傾向を見せるだけに、日本銀行が年内に追加で金利を引き上げる場合、円とウォンの価値がともに上昇できるからだ。米日の金利差が縮小する流れが現れれば円高の動きが大きくなる可能性もある。

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