【コラム】「極限豪雨」で懸念される北朝鮮黄江ダム無断放流=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.07.17 15:57
北朝鮮と接した臨津江(イムジンガン)一帯は今年梅雨期を迎えてとりわけ緊張感が高い。臨津江上流の北朝鮮黄江(ファンガン)ダムの予告のない放流が懸念されるためだ。そうでなくても今年は記録的な「極限豪雨」が全国を襲っている状況で無断放流が行われる場合、臨津江下流の京畿道漣川(キョンギド・ヨンチョン)、坡州(パジュ)の低地帯住民や農耕地が水害を被ることになるためだ。
10年余り前に造成された北朝鮮黄江ダム(総貯水量3億5000万トン規模)は韓国側の対応ダムである漣川郡南(クンナム)ダム(郡南洪水調節ダム、総貯水量7100万トン)の5倍規模だ。黄江ダムと郡南ダム間の距離は56.2キロにしかならない。軍事境界線の北側42.3キロの距離にある黄江ダムから1秒当たり500トンの水を放流すると、南側の臨津江最北端の必勝橋まで9時間程度あれば到達する。このような理由で北朝鮮側が郡南ダムの状況を見守って水門を開放したり放流情報を事前に韓国側に通知してはじめて水害の危険を減らすことができる。しかし9日午前、北朝鮮黄江ダムがまた事前通報なく放流したと韓国政府は把握した。環境部は衛星動画で黄江ダム下流河川幅が広くなったことを把握し、放流が行われたと判断して軍部隊と地方自治体に関連情報を伝達した。幸い放流量は多くなかったため南側への流入量には大きな変化はなかった。