ＬＧエレクトロニクスが韓国企業で初めて物流用自律走行搬送ロボットの安全関連国際認証を取得した。産業用ロボットの輸出競争力を上げ世界のスマートファクトリー攻略を本格化する計画だ。

ＬＧエレクトロニクスは１４日、独自開発した自律走行搬送ロボット「低床型ＡＭＲ」が最近世界的試験認証専門機関のＤＮＶから「ＩＳＯ３６９１－４」の認証を取得したと明らかにした。この認証は国際標準化機構（ＩＳＯ）が制定した国際安全標準で、欧州への輸出に必須だ。北米地域の代表的認証標準であるＵＬが要求する機能安全事項もクリアする。韓国企業でこの認証を受けたのはＬＧエレクトロニクスが初めてだ。

ＡＭＲは無人搬送車（ＡＧＶ）からさらに進化した次世代物流ロボットだ。無人搬送車が決まった動線によって移動するならば、ＡＭＲは自身のセンサーとナビゲーション機能を活用し、障害物にぶつかった際に最適な代替ルートを探して安全に移動できる。

ＬＧエレクトロニクスは今回の認証に先立ち２０２２年に移動ロボット駆動安全制御器で「ＩＳＯ１３８４９－１」の認証を取得した。今回はこの制御器関連技術を高度化した後に認証を受けた。ＬＧエレクトロニクスは「危険を減らす二重化制御機能や機構的安全設計に対する検証基準を満たしてこそ認証を受けられる。今回の認証に活用した駆動安全制御器はひとつのモジュールで構成され、産業用物流ロボットとサービスロボットなど多様なロボットに適用できる」と説明した。

ＬＧエレクトロニクスはＡＭＲの安全関連技術力の立証を受けただけに世界市場でも安全信頼性と競争力でロボット事業とスマートファクトリー事業を本格拡張する計画だ。