【社説】バッテリー工場の火魔に20人余りが犠牲…徹底した究明と対策を=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.06.25 14:08
京畿道華城(キョンギド・ファソン)のバッテリー工場で火災が発生し、労働者に悲劇が襲った。1次電池メーカーのアリセル工場で昨日午前10時31分ごろに発生した爆発性火災は瞬時に拡大し、20人を越える死亡・行方不明者を出した。大多数が外国人労働者だ。今回の火災は気候危機の中でますます産業的比重が高まっている電気エネルギー関連設備で発生し、その深刻性が浮き彫りになった。今後2次電池をはじめとするバッテリー工場を増設していかなくてはならない状況で安全に非常灯がついた。
目撃者は「バッテリーセル1つから爆発的に燃焼が広がった」と話す。このように始まった火はあっという間に周辺のバッテリーに燃え広がった。当時この工場には3万5000個ほどのバッテリーが保管されていたという。専門家によると、今回事故がおきたリチウム電池の場合、陽極と陰極がつながった場合引火する危険が大きいうえ、一度発火すれば手のつけられないほどの勢いで周辺のバッテリーに燃え移る。この工場で生産したバッテリーは充電および再使用できない使い切りタイプの1次電池だったので電気自動車(EV)などの充電用二次電池よりは安定的だと言われていたことから、心配が大きくなった状況だ。