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韓国華城リチウム電池工場火災「15秒で煙に飲み込まれた」…1000度まで上がるリチウムの熱暴走が被害拡大させた

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.06.25 09:20
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24日に京畿道華城(キョンギド・ファソン)の前谷(チョンゴク)海洋産業団地にあるリチウム電池工場火災で22人が死亡し重傷者2人を含む8人の負傷者が発生した。このように人命被害が大きくなったのは、加熱すると爆発・燃焼する金属物質リチウムの特性である熱暴走現象のためという分析が出ている。



 
消防当局によると、この日の火災はアリセル工場第3棟の2階にあったリチウムバッテリーが爆発して発生したと推定される。火はリチウム電池の完成品を検収し包装する同棟2階で発生した。火災が発生した工場には高さ45センチメートル、直径30センチメートル円筒形など多様な大きさのリチウムバッテリー3万5000個が保管されていたものと消防当局は把握している。火災が起こったアリセルはスマートグリッド(知能型電力網)計器などに使うリチウム電池を製造・販売する企業として知られる。

一般的にリチウム電池火災は熱暴走現象により発生する。リチウムバッテリーは正極、負極、分離膜、電解液などで構成される。分離膜が損傷すると正極と負極が接触して過熱され、火災と爆発が起きる形だ。この過程で熱発生エネルギーが制御されず熱が増幅され連鎖的に爆発が起きることがある。現場にいた目撃者は「ばたばたと音がしてドーンドーンと爆発する音が1時間はしていた。火が出た工場で花火をするように火花が飛んだ」「原子爆弾が爆発するようだった」と話した。嘉泉(カチョン)大学消防防災学科のペク・ドンヒョン名誉教授は「リチウムバッテリー火災が発生すれば温度が600度から1000度以上まで上がるなど鎮圧は容易でない」と話す。

リチウムバッテリーは火に燃えながら酸素と水素など可燃性ガスを多量に噴出し、水や粉末・窒息消火器では火災鎮圧が難しい。このため消防当局も砂と膨張窒息を準備したが消防人材が現場に到着した時はすでにバッテリーが燃焼した状態だったという。火災が発生してすぐ人命被害が起きた可能性が提起される部分だ。

実際に火災発生直後には現場で勤務する作業員が消火器を使って火災を鎮圧しようとしたが、リチウムの特性から一般消火器では鎮圧できなかったことがわかった。京畿道消防災害本部のチョ・ソンホ本部長はこの日午後、「防犯カメラを確認した結果、バッテリーから白煙が広がり始め急激に発火し作業室全体を包み込むのに約15秒しかかからなかった。最初は慌てた作業員が消火器を持ってきて火を消そうとしたが、リチウムのためうまく消えなかったものみられる」と説明した。

これに対し消防要員は近隣の工場など周辺に火災が広がるのを遮断するのに注力するため水と消化液を使って建物に付いた火を消すのに努めた。キム課長は「火炎噴出過程で輻射熱がそばの建物に持続的に加われば追加火災発生の可能性があり、その中間を水で冷却して熱を冷ますことで拡散を防いだ」と話した。

リチウムバッテリーが爆発する過程でベンゼンやフッ化水素など有害ガスが多く排出されたことも被害を増やした要因に挙げられる。現場の消防隊員も各種有害ガス噴出と建物崩壊の危険性などを懸念し、火災発生4時間余りが過ぎた午後2時30分まで建物内部に救助要員を投じられず、安全診断を終えた後の午後3時ごろ内部に進入して捜索作業を始めた。

消防と警察は正確な火災原因を調べるため25日に合同で鑑識をする予定だ。華城消防署のキム・ジニョン火災予防課長は「バッテリーセルひとつで爆発的に燃焼が始まったという証言を基に火災原因を調査中」と明らかにした。中央大学化学工学科のナム・インホ教授は「リチウムバッテリー火災は多様な原因があり得るが、バッテリーそのものの発煙性がとても高いため、高温や高圧、水分が高い状況などにさらされた時に簡単に発火が起きることがある」と説明した。

会社側によると、アリセルが製造・販売するリチウム一次電池は主にスマートグリッドに使われるスマートメーター、遠隔検針器の電源として使われる。電気自動車、携帯電話、ノートパソコンなどに主に使われるバッテリーはアリセルで製造する一次電池と素材は同じだが、これら製品とは異なり充電と再使用が可能なリチウム二次電池だ。

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    2024.06.25 09:20
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    24日に火災が発生したアリセルの製品カタログ。[写真 同社ホームページ]
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