韓国造船企業、米国現地で生産へ…フィラデルフィア「フィリー造船所」を1億ドルで買収
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.06.22 12:19
韓国造船企業が米国現地で生産を始める。商業用船舶の建造だけでなく艦艇事業拡大のための現場基地として活用するのが目標だ。ハンファグループは20日(現地時間)、米フィラデルフィアにある「フィリー(Philly)造船所」の全株を引き受ける契約を締結したと明らかにした。買収代金1億ドル(約160億円)はハンファシステムとハンファオーシャンが負担する。
ハンファによると、韓国造船企業の米国現地での生産は初めてとなる。フィラデルフィア南側のデラウェア川沿いにあるフィリー造船所はノルウェー石油・ガス・再生可能エネルギー専門企業「アケル(Aker)」の子会社だったが、今回の契約でハンファに所属することになった。フィリー造船所の専門領域は沿岸を主に運航する商船の建造だ。石油化学製品運搬船(PC船)、コンテナ船など米国内の大型商船の約50%がフィリー造船所で建造されている。