【社説】韓国の医政葛藤3カ月…患者はいら立ち隠せず
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.05.20 16:18
2月19日に専攻医が集団辞職して本格化した医政葛藤が3カ月を越えた。こうした中、医療界が医大定員の拡大の中断を要求して出した執行停止申請に対する裁判所の判断が事態解決の糸口になることを国民の大多数が待ち焦がれていた。しかし裁判所が先週申請を棄却すると、医者たちはむしろ一層強硬な態度を見せたため患者はいら立ちを隠しきれない。
裁判所の決定趣旨は医大定員の拡大で医大生の学習権が侵害される余地がなくはないが、政策を中止させれば医療改革という公共福利を害する懸念が大きいということだ。裁判部は決定文で「政府が医師の人材増員に関して医者の許諾を受けなければならないわけではない」「政府政策に反対するための医師のストライキは望ましくない」という原則論も数回にわたって強調した。