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<大リーグ>メジャー舞台踏めず…高佑錫、サンディエゴからマイアミにトレード

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.05.07 09:03
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高佑錫(コ・ウソク、26)がメジャーリーグの舞台を一度も踏めずにサンディエゴ・パドレスを去った。

サンディエゴは5日(日本時間)、高佑錫(コ・ウソク)とディラン・ヘッド(20)、ネイソン・マトレラ(23)、ジェイコブ・マーシー(23)をマイアミ・マーリンズに送り出し、強打者ルイス・アラエスを迎え入れる内容の4対1トレードを行った。

 
2022年にミネソタ・ツインズでアメリカンリーグ打撃1位になったアラエスは昨年マイアミでナショナルリーグ打撃1位になった。内野の守備力はやや落ちるが、コンタクト能力はMLBトップレベルと評価される。サンディエゴ移籍後に出場した5日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦では6打数4安打をマークした。マイアミは6日現在10勝26敗でナショナルリーグ東部地区最下位。

高佑錫と共にマイアミで移籍したヘッドは2023年に第1ラウンドに指名された俊足の外野手で、マトレラとマーシーは大学で打撃の才能を見せた。3人はともに今後が期待される選手だ。

しかし高佑錫はマイアミが望んだというよりトレードの均衡を合わせるためのカードと見るべきだろう。高佑錫をすぐに戦力として活用するより時間を置いて見守る可能性が高い。KBO(韓国プロ野球)リーグ通算139セーブをマークした高佑錫は1月、ポスティングを通じてサンディエゴと契約したが、メジャー舞台を一度も踏むことができなかった。マイナーリーグのダブルAの成績は10試合に登板して2敗1セーブ1ホールド、防御率4.38だ。

マイアミ移籍後、高佑錫はすぐにトリプルAチームのジャクソンビル・ジャンボシュリンプに向かった。少しレベルが高い打者らと対戦しながら適応していくことになった。マイアミのブルペン事情も良くない。救援投手の防御率は4.97と、30球団のうち25位だ。先発陣も不安定で、救援投手の投球イニングは145イニングで最も多い。ブルペン資源がそれだけ必要ということだ。

マイアミのピーター・ベンディクス野球運営部門社長は「高佑錫はKBOリーグで活躍した。今後順調に適応し、チームのブルペンに寄与するだろう」と話した。

高佑錫はサンディエゴと2+1年・最大総額940万ドル(約14億5000万円)で契約した。今年の年俸は175万ドルだ。契約条件には来年からマイナー行き拒否権が含まれているが、これが「毒」となることもある。球団の立場ではマイナーリーグに送ることができなければ放出を考えるからだ。

高佑錫としては時間は多くない。今季に成果を出せなければマイアミが高佑錫を放出する可能性もある。こうした事情をよく知る廉京燁(ヨム・ギョンヨプ)LGツインズ監督は「高佑錫には今年の残りの時間が極めて重要だ。うまく適応してこそマイナー拒否権がある来季も米国での生活を継続できるだろう。正直、私の立場で早く帰ってきてほしいが、高佑錫が米国の舞台で良い経験を積むことを望む。自信を回復して新しいチームで必ず以前の球威を取り戻してほしい」と話した。

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