「こじき食」を食べようと長蛇の列…中国の経済不振で青年たちが「ケチテク」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.05.06 08:34
最近発表された中国の今年1-3月期経済成長率は市場予想値(4.6~4.8%)を超える5.3%を記録した。しかしこのような指標とは違い、実質消費心理は極限まで冷え込んだ状況だ。問題は若年層の超格安消費の慢性化が中国の景気浮揚に長期的に障害物になる公算が大きい点だ。
香港大学経営大学院のチョン・ジョウ教授は「格安型消費への転換は一時的な現象ではなく構造的な変化」とし「多くの企業が破産して失業率が増加し、このため『超格安消費』がさらに拡散するという負のスパイラルに陥るだろう」と警告した。香港科学技術大学公共政策研究所のドナルド・ロウ教授はサウスチ・ャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)に「日本の(慢性的デフレ)経験で得た教訓を再確認しなければ現在の中国の景気鈍化の流れは長期化する」としながら「2035年までに中進国経済に飛躍しようとしている習近平国家主席の野望実現も遅れる」と分析した。