米国国家安全保障覚書に「中国による上水道・電力網脅威」新たに盛り込まれる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.05.01 06:48
米国のバイデン大統領は30日(現地時間)、「米国の主要インフラセキュリティと復原力強化のための国家安全保障覚書(National Security Memorandum・NSM)」に署名した。バイデン大統領がこの日署名した国家安全保障覚書には同国の主要インフラ施設に対する敵性国家からの攻撃を防御するための汎政府次元の取り組みが盛り込まれている。国家安全保障覚書は米国大統領が自国の国家安全保障のために必要だと考える措置を連邦機関に通達する一種の行政命令だ。
バイデン政府の高位当局者は前日の事前ブリーフィングで「今回の安全保障覚書は現在と未来のすべての危険から米国の核心インフラを保護し、オバマ政府時期に発表された国家重要インフラ保護に関する大統領政策文書に新たに代わるもの」と趣旨を説明した。バイデン大統領が署名した今回の国家安全保障覚書は国土安全保障省にサイバー・インフラセキュリティの国家調整役を担わせている。これに伴い、国土安全保障省の長官は「国家危機管理計画」を2年に一回、大統領に提出しなければならない。