韓国の医政葛藤「希少腎臓病を抱える2歳の娘、別の病院に行ってと言われ…目の前が真っ暗」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.25 16:05
「娘が産まれてすぐのときからここだけで治療を受けてきたのに、どうしたらいいか分かりません」。24日午後1時ごろ、ソウル鍾路区(チョンノグ)のソウル大学こども病院。30代女性Aさんは小児青少年科(腎臓)のアン・ヨハン教授診療室前でやっと2歳の誕生日が過ぎたばかりの娘を抱いたまま涙声で話した。Aさんの娘は腎臓結石ができる先天性希少疾病を抱えている。Aさんの娘はアン教授の外来診療を終えてちょうど出てきたところだったが、今後診療を受けるのが難しくなるという心配で涙が爆発したようだ。Aさんは「他の病院に行けと言われたがどうしたらよいか分からない。そうは言ってもアン教授ばかりに頼ることもできない状況」と話した。
◇「教授に抗議することもできず焦燥感だけが募る」