【コラム】戦争と資産市場の逆説
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.19 14:30
米国の物価が上がっている。3月の生産者物価は期待を下回ったが、消費者物価は予想を上回った。その間、米国の利下げ予想はあまりにも先走ったようだ。
株式と債券の価格は通常反対に動く。景気が良ければ企業の収益性改善で株価上昇が表れる。資金需要が増えて債券を発行し、金利は上がり、債券価格は下がる。こうした関係が強いインフレの時期には成り立たない。昨年11月に10年物国債の利回りが5%を超えた後に反落すると、株価と債券は共に上がった。物価上昇の懸念から国債の利回りがまた暴騰すると、両資産は同時に下がった。