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ブッカー賞最終候補に残った韓国作家黄晳暎「私の使命は近代史の克服、あと10年は書いていたい」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.18 16:00
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「『黄晳暎(ファン・ソギョン)は近代の克服と受容を使命と考え、それについて語り死んだ人』、このように覚えてもらえればうれしいです」

小説家の黄晳暎(81)は長編小説『鉄道員三代』(原題、2020年)が2024年ブッカー賞国際部門最終候補に残ったことを契機に17日、ソウル麻浦区(マポグ)の総合出版会社「チャンビ」社屋で開かれた記者懇談会でこのように述べた。「今は変化の時期であり、方向を定めなければならない時だ。どちらに進むのか決めるには、その前に私たちがどこから来たのかを振り返らなくてはならない。そうした点で近代を語る小説に意味がある」としながらだ。

 
ブッカー賞はノーベル文学賞、フランスのゴンクール賞とあわせて世界3大文学賞に挙げられる。黄がブッカー賞最終候補になったのは今回が初めてだ。2019年小説『日が沈むころ』でブッカー賞国際部門1次候補(13人)には入ったが、最終候補(6人)には選ばれなかった。

黄はブッカー賞国際部門最終候補に残った所感を聞かれると「プレッシャーは感じるが、受賞できればうれしい」とし「中間で亡命して懲役を受け、10年余りの歳月を虚しく送った。(そのため)あと10年は活動しても構わないのではないかと思う」と話した。黄は1989年朝鮮文学芸術総同盟の招待で平壌(ピョンヤン)を訪問し、その後帰国できないまま海外を飛び回った。1993年帰国後、国家保安法違反で懲役暮らしを余儀なくされた。

『鉄道員三代』は2019年『マター2-10(Mater 2-10』というタイトルでECサイト「イエス24」が運営する出版等関連の情報メディア「チャンネルイエス」に連載された後、2020年に単行本でチャンビから出版された。小説はイ・ベクマン、イ・イルチョル、イ・ジサンにつながる鉄道労働者3代の叙事を通じて日帝強占期から現在まで続く労働者の人生をリアルに描いた。黄は1989年訪朝当時年老いた一人の人物との出会いからインスピレーションを得てこの小説を構想したと明らかにした。老人の父親は永登浦(ヨンドゥンポ)鉄道工作厰で働き、老人も日帝強占期には中国本土と韓半島(朝鮮半島)の間を機関車を走らせて行き来した。小説の背景になった永登浦は黄が幼年期を過ごしたところだ。

英文版のタイトルにもある『マター2-10』は日帝強占期の時に運行を開始して韓国戦争(朝鮮戦争)の時に爆破された山岳型機関車の名前だ。黄は「韓国戦争の時に平壌を行き来して軍需物資を運び、鉄原(チョルウォン)付近で爆破された。鉄道労働者3代を扱うのにぴったりの題名だと思った」と話した。

黄は自身の作品世界を定義する単語として「民話リアリズム」を挙げた。「民話は加減乗除(たし算、引き算、掛け算、割り算)で書かれた歴史の前段階で、民衆の日常が積み上げられて作られた物語」という説明を添えた。

今後の計画に対しては「ブッカー賞授賞式出席のために英国に行ってきた後、日帝強占期に起きた『延辺(ヨンビョン)15万ウォン奪取事件』を洪範図(ホン・ボムド)将軍とからめて扱った作品と、東学第2代教主である崔時亨(チェ・シヒョン)の35年間の逃亡生活を扱った小説を執筆する考え」と明らかにした。

黄が今年の最終候補に入り、2022年チョン・ボラ『呪いのウサギ』、昨年チョン・ミョングァン『鯨』に続き韓国作家の作品が3年連続ブッカー賞最終候補に入ることになった。ブッカー賞国際部門受賞作は来月21日ロンドンで開かれる授賞式で発表される。最終受賞作家と翻訳家は合計5万ポンド(約962万円)の賞金を半分ずつ分け合う。

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