サムスン電子、業界最高速度のモバイル用DRAM公開
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.18 11:04
サムスン電子が業界最高速度のモバイル用低電力DRAMのLPDDR5Xの開発に成功し、メモリー半導体市場の主導権防衛に出た。人工知能(AI)半導体の核心部品であるHBM(高帯域幅メモリー)市場でSKハイニックスにトップを明け渡したサムスンは最近業界で初めてDRAMチップを12層まで積んだHBM3E・290層V-NANDフラッシュに続きDRAMでも相次いで世界最高水準のチップを公開している。
サムスン電子は17日、10.7Gbpsの速度を実現したLPDDR5X DRAMの開発に成功したと明らかにした。LPDDRはスマートフォンなどに搭載されるモバイル用低電力DRAMで、サムスンが今回開発したLPDDR5Xは1秒でフルHD級映画(4ギガバイト)20本を転送できる水準だ。以前の世代の製品と比べ性能は25%、容量は30%以上向上し、消費電力は25%ほど少ない。製品検証後下半期から量産される。