米日「グローバル安全保障」分業、さらに狭まる中国牽制の包囲網
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.10 07:12
岸田文雄首相が8日(現地時間)、米国ワシントンに到着して国賓訪問日程に突入した。韓国外交界からは岸田首相の今回の訪米が米国の次期安保構想と絡み合い、日本が米国と分業して世界安全保障に関与する位置に大きく出る契機になるかもしれないとの観測が出ている。同時に日本の立場では第2次世界大戦後から続いた「戦争放棄、戦力非保有、交戦権否定」という「平和憲法」体制の終息を対内外的に認められる契機になる可能性がある。
ホワイトハウスはこの日、岸田首相の入国に合わせてホワイトハウスの壁面に超大型の星条旗と日章旗を並べて掲げた。今回の訪米は日本の首相として9年ぶりに実現した国賓訪問だ。岸田首相は9日、アーリントン国立墓地の献花を皮切りに、マイクロソフトのブラッド・スミス社長ら経済関係者と会う。10日にはバイデン大統領との首脳会談と国賓晩餐が予定されていて、11日には米国議会での演説と米日比首脳会議が続く。12日にはノースカロライナのトヨタ自動車搭載バッテリー工場建設予定地などを視察した後、14日に帰国する。