韓国半導体に春は来たが悩みも…数百兆ウォンの投資「タイミングめぐり駆け引き」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.08 08:52
半導体業況が回復傾向を見せているが業界の悩みは深まっている。天文学的に増えている投資規模のためだ。韓国国内に続き米国でも工場建設に数十兆ウォン規模の追加投資を執行しなければならない状況で最適な投資タイミングを探すための企業間の駆け引きが激しくなるだろうという見通しが出ている。
ウォール・ストリート・ジャーナルは5日、消息筋の話としてサムスン電子が15日に米テキサス州テイラー市に対する総投資規模を既存の2.5倍以上となる440億ドル(約6兆6746億円)に増やして発表する予定だと報道した。サムスン電子が2021年にテイラー工場に170億ドルの投資計画を発表して半導体ファウンドリーファブ(委託生産工場)を建設してきたが、ここへの投資をさらに増やすということだ。報道通りにサムスンの投資が拡大するならば台湾のTSMCの投資規模400億ドルを超えることになる。