「全世界がわれわれの敵」…規模拡大して帰ってきたIS、さらに過激に(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.07 12:19
タリバンと戦って勢力を拡大した彼らはアフガニスタンのカブール空港自爆テロ(2021年)、カブールのロシア大使館テロ(2022年)を行うなど活動半径を広げてきた。1月にはシーア派の宗主国イランも狙った。米軍が暗殺したイラン軍幹部ソレイマニ総司令官の4周忌追悼式で爆弾テロを敢行した。当時10分間隔で爆弾が2回爆発し約100人が死亡した。ニューヨーク・タイムズは「昨年7月にもドイツなど欧州でテロを謀議したISIS-K組織員が捕まった」と伝えた。
ISIS-Kの指導者はアフガニスタン軍出身で20代のサナウラ・ガファリだ。正確な所在はわかっていないが、パキスタンの無法地帯バルチスタンに潜伏中と推定される。ガファリは中東だけでなく中央アジア5カ国、ジョージア、アルメニア、アゼルバイジャンなどコーカソイド国でソーシャルメディア(SNS)を通じて隊員を募集している。今回のモスクワのテロ犯も中央アジアの貧国タジキスタン出身だ。