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【韓半島平和ウォッチ】社会的和解で韓日共同体に向かって進もう(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.05 10:26
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◆大谷が起こした和解の風

大谷は昨年、LAドジャースと1000億円を超える契約を結んだ。これは世界プロスポーツ史上最高額であり、広告など付加的な収入も100億円を超えると推定される。彼のソウル訪問に同行して世間に知られた配偶者が見せた謙虚な姿も韓国ファンの関心を集めた。韓国人が熱狂したのは彼が普段から見せてきた韓国に対する愛情も作用したはずだ。彼はインスタグラムのアカウントに「韓国は最も好きな国の一つ」というコメントを載せた。韓国ファンは仁川(インチョン)空港で、高尺(コチョク)ドームで「日本人大谷」を歓迎した。韓国人と日本人が互いに相手が好きだと公開的に表現して交流し、その言葉がメディアに乗って社会に広がる時代になった。「大谷現象」が韓国社会に及ぼした影響は、両国首脳の政治的イベントよりもはるかに深くて大きかった。「時代の移行」を見せる場面だった。

 
私はここから暗い過去を背負って重い責任の荷重に耐えて進めてきた政治的和解の時代が終わりつつあることを確認した。そして実力と謙遜という普遍的価値を認め、一般の人たちが相手が好きという原初的感情を素直に表す姿に、明るい未来に向かって前進する社会的和解の時代の開幕を感じた。和解委員会の任務は今後、社会的和解の網をきめ細かくしていくことだ。

日本は我々と遠い過去から付き合ってきた。西洋文明が東アジアに伝わった時、新文明に心酔した福沢は我々を「悪友」として拒否した。その後えいは我々に悪行を加え、深い傷を与えた。しかしいま東アジアにまた文明の風が起こり、デジタル革命の時代が開かれている。私は心の底から日本を包容する。「善友」の関係になって韓日共同体に向かって共に進んでいこう。

朴鴻圭(パク・ホンギュ)/高麗大政治外交学科教授

【韓半島平和ウォッチ】社会的和解で韓日共同体に向かって進もう(1)

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