「校内暴力」疑惑が広がった女優ソン・ハユン側が「事実無根」という立場を明らかにした中で、ソン・ハユンが集団暴行事件に関わって強制転校したという追加の情報提供があった。

２日、韓国メディアＪＴＢＣの時事番組『事件班長』は前日に続いてソン・ハユンの校内暴力疑惑に関連して後続報道を伝えた。

◇「ソン・ハユン、集団暴行に関与…強制転校措置」

最初の情報提供者は「ソン・ハユンを含む３人が女性同級生１人を９０分間にわたり殴った」としながら「ソン・ハユンが暴行加害者のうち１人に対するうわさを被害者が広めたと言いつけたため」と主張した。

暴行を受けた被害者は全治４週間のけがをし、この事件でソン・ハユンを含む加害者３人は強制転校措置が取られたという。

被害者はこの日ソン・ハユンを含む３人から集団暴行を受けたことと加害者が全員強制転校措置を受けたことを認める立場を明らかにした。

加害者のうち１人も番組側に「その子（ソン・ハユン）が暴行事件に確かに関与していた」とし「（暴行に加担したことを）違うと否定することはできない。罰を受けるべきなのは間違いない」と話した。加害者は事件以降、被害者の親を訪ねて行って謝って許しを乞うたが、ソン・ハユンが謝ったかどうかは分からないと話した。

◇所属事務所側「強制転校は間違いないが、暴力はなかった」

これに関連し、ソン・ハユンの所属事務所キングコングｂｙスターシップ側は「ソン・ハユンが校内暴力に関連して強制転校措置を受けたのは間違いない」としながらも「暴力に直接加担したわけではない」という立場を明らかにした。

所属事務所側によると、被害者は当時ソン・ハユンの友人だった。暴行当日、加害者はソン・ハユンに被害者が学校に来たら教えるよう言い、おびえたソン・ハユンが被害者の登校事実を知らせただけだという。

強制転校に関連して「ソン・ハユンの過ちは加害学生に告げ口したことだけ」としながら「当時、芸能界で活動中だったので事件の決着を早くつけたかった所属事務所側が被害者に合意金を渡して自発的に転校した」と伝えた。あわせて所属事務所側は番組側に対して２日間放送した内容はすべて事実ではないとし、「今後本件に対する事実関係の確認および法務法人を通した法律検討を通じて、情報提供者側に対する民刑事上の措置およびＪＴＢＣ『事件班長』に対する放送禁止仮処分など必要なすべての措置を考慮している」と明らかにした。

あわせて「改めて情報提供者の一方的な主張に伴う報道や事実関係が確認されていない推測性の報道を自制してくださるようお願いしたい」と伝えた。

◇事件班長側「ソン・ハユンのインタビュー突然キャンセル」

ソン・ハユンは前日放送された『事件班長』を通じて校内暴力疑惑が広がった。情報提供者によると、高校時代に先輩だったソン・ハユンから訳も分からないまま１時間３０分間殴られたとし、当時ソン・ハユンの彼氏が不良だったので抵抗できず、そのまま殴られるほかなかったと主張した。

放送以降、所属事務所側は「ソン・ハユンに事実を確認した結果、情報提供者とは一面識もなく、該当の内容はすべて事実ではない」という立場を明らかにした。

これに関連して情報提供者はこの日「私が誰なのか知らないはずがない」とし「私が誰かも知らないのに、なぜ米国にいる私を韓国に呼んで費用まですべて出すというのか。つじつまが合わない」と述べた。続けて「他にも多くの証拠があるが、報道では一部だけ公開した」とし「（ソン・ハユン側で）『一面識もない』と言って知らない振りで一貫するのなら私もこれ以上隠さない」と話した。

一方、番組側は「ソン・ハユンが今日当社に来て直接インタビューを受けると言っていたが、理由は分からないが突然キャンセルになった」と説明した。