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ソウル大病院が「非常経営」に転換…60病棟のうち10病棟閉鎖

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.03 10:50
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研修医の離脱で大型病院が経営難を訴える中、ソウル大病院が2日、「非常経営体制」への転換を宣言した。

この日、ソウル大病のキム・ヨンテ院長は「ソウル大病院グループ教職員の皆様へ」と題した公示文で「やむをえず非常経営体制への転換を決定した」と明らかにした。続いて「今年配分された予算を原点から見直し、非常診療体系は絶対に崩れないよう維持し、最大限効率的に執行する」と伝えた。

 
研修医の離脱で診療と手術が平常時に比べて大幅に縮小され、ソウルの主要大型病院は一日に最大10億ウォン(約1億1000万円)ほどの赤字が出ているという。ソウル大病院の場合、先月末、病棟運用効率化のために全体60病棟のうち10病棟を閉鎖した。看護師など病院の職員から無給休暇申請も受けている。2月には従来500億ウォンだったマイナス通帳の限度を倍に増やして1000億ウォンとした。ソウル大病院の関係者は「資金管理レベルで先制的に対応した」と説明した。

研修医の空白が長期化し、大型病院の非常経営体制への転換が相次いでいる。ソウル内のいわゆる「ビッグ5」病院のうち延世医療院(セブランス病院など)とソウル峨山病院はすでに先月15日に非常経営体制に入った。

看護師など病院労働者の一部は経営上の困難が労働者に転嫁されていると反発している。ソウル地域の研修医修練病院労働組合代表者らは1日、ソウル西大門区(ソデムング)セブランス病院で記者会見し「『非常経営』という名で病棟閉鎖と共に数百人の保健医療労働者が無給休暇に追い込まれ、一方的な賃金削減を強要されている」とし、事態の早期解決を求めた。

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