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韓国、半導体効果で生産増加…消費は7カ月ぶり最大幅減少

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2024.03.30 09:42
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産業に光が差しているが、内需(国内消費)が冷や水を浴びせた。内需沈滞の影響で今年の経済は緩やかな回復になると予想される。韓国統計庁が29日に発表した「2月の産業活動動向」によると、2月の全産業生産(季節調整・農林漁業除く)指数は115.3(2020年=100)と、前月比で1.3%上昇した。

産業生産は昨年11月0.3%、12月0.4%、今年1月0.4%、2月1.3%と4カ月連続で増加している。韓国経済の「大黒柱」半導体景気が回復している影響だ。1月に8.2%減少した半導体生産が2月に4.8%増加した。機械装備(10.3%)、電子部品(12.5%)の生産も増えた。これを受け鉱工業生産は3.1%増加し、昨年11月以来3カ月ぶりにプラスに転じた。

 
設備投資も10.3%増となった。2014年11月(12.7%)以来9年3カ月ぶりの最大増加幅だ。生産・投資が増え始めたが、内需指標はまだ「冬」だ。消費動向を表す小売販売が前月比3.1%減少した。昨年7月(-3.1%)以来7カ月ぶりの最大減少幅となった。飲食料品・化粧品など非耐久財消費が4.8%減、通信機器・家電製品など耐久財消費が3.2%減となった。

高金利が続く中、最近また物価が上昇し、消費鈍化の長期化が懸念される。韓国銀行(韓銀)が集計した今月の消費者心理指数(CCSI)は100.7と、前月比1.2ポイント下落した。韓銀は最近、今年の民間消費成長率予測値を従来の1.9%から1.6%に下方修正した。現代経済研究院は最近の報告書「景気回復期待感の中の輸出・内需景気両極化」で「景気はV字形回復でなく、U字形で緩やかに回復するとみられる」と予想した。梨花女子大のソク・ビョンフン経済学科教授は「輸出好調が内需にどれほど影響を及ぼすかが景気回復のカギ」と述べた。

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