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米国「同盟国の半導体装備部品、対中輸出統制も米国水準にならなければ」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.03.22 11:11
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米国の半導体など核心技術の輸出統制を総括するアラン・エステベス米商務省産業安保次官は21日(現地時間)、対中国半導体製造装備の輸出統制はもちろん、中国にすでに輸出した装備のサービスと部品販売も統制中だと明らかにした。また、半導体装備の対中輸出統制に参加すると言ったオランダ・日本など同盟国が部品とサービスの輸出統制も米国と同じ水準になるよう牽引するという意向を明らかにした。多国間レベルの対中輸出統制戦略を示唆したものと分析される。

21日(現地時間)、米下院外交委員会聴聞会を主宰したマイケル・マッコール外交委員長(共和党)は「日本・オランダが(米国と)類似の対中半導体輸出統制を適用することで合意したことは希望的だが、依然として日本・オランダが半導体製造用の道具を中国に販売しサービスすることが相当部分許容されている」と指摘した。

 
聴聞会に出席したエステベス次官は「我々は主要核心技術に対する広範囲な戦略的輸出統制に入った」とし、「これには軍事用・スーパーコンピュータAI(人工知能)を駆動するのに必要な先端コンピュータ半導体とこのような先端半導体生産に必要な製造装備が含まれる」と述べた。続けて「同盟が米国と類似した対中国半導体輸出統制を導入するよう説得し、米国企業と同盟国企業間の同等性(parity)を達成しようと努力している」と述べた。

エステベス次官は「中国に輸出された(半導体)装備のサービス問題も調べている」とし「また(半導体装備)部品も扱っている。我々は部品が中国に行くのを防ぎ、同盟国も参加させるために努力している」とした。

聴聞会でアン・ワグナー共和党下院議員は「現在、米国の輸出統制システムには深刻な欠陥がある。その結果、昨年、アメリカ大陸のデータ収集のために送った偵察風船などで米国の技術が敵のプログラムに使われている」と批判した。また、エステベス次官に「マイクロチップ技術の輸出統制を強化するために同盟国およびパートナーにどんな圧力をかけているか」と質問した。

エステベス次官は「我々は同盟国を圧迫したり強要したりしない」とし、「我々は同盟国と協力する」と答えた。続けて「オランダと日本が最高級(半導体)装備と関連して我々と同様の輸出統制を導入したが、これが終わりではなく、やるべきことがまだ残っている」とし、「私の顧客マイレージが増え続けている」と述べた。同盟国の対中輸出統制の水位を強化するための説得作業の過程で、まめに行き来しながら対話しているという意味だ。

半導体装備市場を主導しているオランダや日本などは、米国の対中輸出統制戦略に参加する意思を明らかにしたが、部品やサービス販売に関する限り、低いレベルの統制政策を展開し、損害が出ているというのが米国関連企業の不満だった。米国半導体産業協会(SIA)は2月「韓国や日本、台湾、イスラエル、オランダなど競争企業は輸出統制対象にない半導体装備を中国に輸出でき、関連サービスも提供できるため米国企業が不利な条件」という意見書を米商務省産業安保局(BIS)に出した。同時に「米国と同等水準の多国間輸出統制方式を使わなければならない」と要求した。

これと関連して昨年12月、エステベス次官は韓米経済安保コンファレンスの基調演説で韓国など同盟と新しい輸出統制体制を作る方案を議論していると述べた。このような中、エステベス次官がこの日、同盟国に「米国と同等な」水準の半導体装備部品およびサービス販売統制を説得していると言ったことは、米国業界が要求した多国間輸出統制方式を使うという意味と解釈される。

エステベス次官は、外交委に提出した書面で、サムスン電子とSKハイニックスが老朽化した半導体装備を中国に販売しないことにした決定を肯定的に評価した。次官は「米国は中国の軍事力強化能力を取り締まるために核心同盟およびパートナーとの協力を強化している。このような状況で同盟およびパートナーが中国の脅威を認識し、半導体など先端技術安保の憂慮を解消するために適切な行動をしており、鼓舞される」と述べた。そして、中国の脅威に対応する事例の一つとして、サムスン電子とSKハイニックスが老朽化した半導体装備の対中販売を中断したというメディア報道に言及した。

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