「二重保安法」に閉じ込められた香港…「旅行客・企業家主義」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.03.21 08:22
香港立法会(議会)が19日、スパイ行為などを取り締まる内容を盛り込んだ国家安保維持法案(国家安保法)を全会一致で可決した。2020年6月、全国人民代表大会(全人代)が国内法で制定・発効した香港国家保安法に続き、香港政府の法案まで施行され、香港は「二重国家保安法」時代を迎えることになった。米国や欧州連合(EU)など西側は、中国本土より比較的に自由だった香港の企業活動が今後萎縮するだろうと懸念し、企業や観光客に注意を呼びかけた。
23日から施行される国家安保法は反逆、内乱、内乱・反乱扇動行為、国家機密・スパイ関連犯罪、国家安保を脅かす破壊行為、海外干渉など9部門で構成されている。内乱罪と反逆罪は有罪が確定すれば無期懲役、公開的に意図を明らかにした反逆罪は14年の懲役、扇動罪は7年の懲役に処するように定めた。