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金正恩「敵がよく知っている」…極超音速ミサイル開発、米増援戦力がターゲット

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.03.20 20:53
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北朝鮮が多段階固体燃料エンジンの地上噴出試験を通じ、5大軍事課題のひとつとして提示した極超音速ミサイルの射程距離を大幅に増やすことに集中している。有事の際の米増援兵力遮断まで念頭に置いたと分析される。

◇兆候の探知さらに難しく…極超音速でも固体燃料試験

 
朝鮮中央通信は20日、「ミサイル総局と傘下エンジン研究所では3月19日の午前と午後、西海衛星発射場で新型兵器システム開発スケジュールに従って、中長距離級極超音速ミサイルに装着する多段固体燃料エンジンの地上噴出試験を行った」と明らかにした。通信は金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が参観した試験の成功を強調しながら「新型中長距離極超音速ミサイル兵器システム開発完成の時間表が確定された」と評価した。

北朝鮮は中距離級弾道ミサイルの固体燃料燃焼試験を昨年11月11月に1段エンジンに、同月14日に2段エンジンに対してそれぞれ実施したと公開した。その後1月14日には当時テストした大出力固体燃料エンジンを搭載して中長距離級極超音速ミサイルの試験発射を進めたと発表した。

北朝鮮が既存の液体燃料を超え固体燃料ミサイル開発に力を注ぐのには理由がある。固体燃料ミサイルは燃料と酸化剤を混ぜて固体化する過程が難しく、液体燃料より開発が難しいが、燃料を搭載したまま長期間の保管が可能だ。地下施設に隠しておき有事の際に引き出してすぐ発射でき、韓米としては発射兆候の捕捉がそれだけ難しくなるほかない。韓国軍当局者は「今回の後続試験でこのミサイルに搭載される固体燃料エンジンを改良するとみている」と話した。

◇さらに大きくなったエンジン、出力と射程距離拡大につながる

軍内外では北朝鮮が公開した写真をめぐりエンジンの大きさにともなう射程距離の増加を注視すべきという話が出ている。1段と推定される固体燃料エンジンが構造物の外側に飛び出している姿が昨年11月の試験と違うということだ。韓国国防安保フォーラムのシン・ジョンウ事務局長は「燃料タンクを大きくしたという意味で、燃焼時間が増えたもの。出力も大きくなりミサイルの射程距離が増えることになる」と分析した。

実際に北朝鮮は昨年11月の固体燃料燃焼試験の際に「中距離級」という表現を使い、今回は「中長距離級」と一段階踏み込んだ。これは韓国の中距離弾道ミサイル(IRBM)に当たるとみられる。韓国軍当局の国防白書は北朝鮮が中長距離弾道ミサイルと表現した「火星12型」を射程距離3000~5500キロメートルの中距離弾道ミサイルと分類している。

5500キロメートルあれば理論的にはグアムだけでなくアラスカも狙えるという意味だ。ミサイル専門家である国防大学のクォン・ヨンス名誉教授は「潜在的にハワイ、または米国本土まで目標にするようだ。射程距離5000~8500キロメートルの中国の極超音速ミサイル『東風27』をモデルに開発する可能性がある」と話した。

◇金総書記の戦争も辞さない「ストーリーテリング」…米増援戦力遮断も

一部では昨年末に金総書記が「南朝鮮領土完整」など戦争威嚇を高める中で中長距離級極超音速ミサイルなどで関連「シナリオ」を作っているという見方もある。シン局長は「金委員長の最近の公開活動を見れば、全面戦争を想定して一種のストーリーテリングをしているようだ。有事の際に太平洋地域の主要米軍基地で展開する米増援戦力を遮断しようとする目的で中長距離級極超音速ミサイルを開発するかもしれない」との見方を示した。

具体的に、金委員長は6日に西部地区重要作戦訓練基地、7日に大連合部隊砲射撃訓練、13日に戦車兵大連合部隊間対抗訓練競技、15日に航空陸戦兵部隊、18日に超大型放射砲射撃訓練など、半月の間に5回にわたり現地指導に出た。それぞれ特殊部隊の監視哨所襲撃、首都圏に対する長射程砲攻撃、戦車部隊のソウル占領、空輸部隊の後方浸透、超大型放射砲の韓国軍事施設打撃を示唆したという。ここにマッハ5以上の速度で「回避機動」する固体燃料極超音速ミサイルが加われば太平洋の主要米軍基地の増援戦力に致命的脅威になる。

金委員長がこの日、「この兵器システムの軍事戦略的価値はわが国家の安全環境と人民軍の作戦上の要求から出発して大陸間弾道ミサイル(ICBM)に劣らず重要に評価される、それについては敵がよりよく知っている」と脅しをかけた点も注目に値する。韓国と米国の主要選挙を控えて軍事的緊張を高めようとする意図ということだ。

これと関連し、米国務省は中央日報の質疑に「北朝鮮が挑発的であり不安定を引き起こす行動を自制して外交に復帰することを促す。北朝鮮が軍事的リスクを管理し韓半島の恒久的平和を構築するための案を模索するための実質的議論に参加することを期待する」と明らかにした。

一方、ロイター通信によると米空軍は空中発射極超音速武器試験に成功した。ロイターは空軍が空中発射型即応兵器(ARRW)を搭載したB52爆撃機が17日にグアムのアンダーセン空軍基地から出撃しレーガン試験場で試験を実施したと伝えた。

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