【コラム】「紅海の物流混乱」 デジタルプラットホームで突破を=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.03.12 13:02
イスラエル-ハマス戦争の中、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による紅海での船舶攻撃が続いている。戦争が世界の物流に動脈硬化を起こし、韓国企業の被害も増えている。韓国貿易協会国際貿易通商研究院は最近、報告書「紅海イエメン事態による輸出入への影響および示唆する点」で、紅海事態で韓国の欧州連合(EU)海上運賃が4カ月間で250%上昇したと分析した。
紅海が遮断され、世界海上運送の30%を占めるアジア-欧州路線の船舶がスエズ運河を利用できなくなった。やむを得ずほとんどの船舶は遠い南アフリカの喜望峰を回る航路を利用している。この場合、輸送期間が平均10日以上も長くなり、それだけ運賃が増える。さらに原材料の需給不安定のため生産・販売への支障、品質損傷、輸入先変更、物価上昇など二次的な被害までが発生している。