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地方の在来市場のアルバイトの大半が留学生…卒業後の韓国就職はわずか13%

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.03.01 10:05
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◆アルバイト市場に集まる留学生たち

先月22日、韓国の江原道束草(カンウォンド・ソクチョ)観光水産市場「ティギム(天ぷら)横丁」。くせ毛で肌色が濃い外国人青年らがティギムやタッカンジョン(鶏の甘辛唐揚げ)・サムギョプマリ(肉巻き)・ベニズワイガニラーメンなどを作って売っていた。この市場の20店舗あまりで働く外国人約80人は、大半が江原道高城(コソン)所在のK大学グローバルキャンパス所属の留学生だ。昨年8月、K大学国際学部を卒業したラジュさん(28)は、6カ月間の求職ビザのD-10を取って働いている。時給1万2000ウォン(約1350円)で、1カ月の給与は200万ウォンを超える。店の社長のウォンさん(31)は「韓国人はほとんどが宿泊施設でアルバイトをしていて、市場にはいくら求人広告を出しても来なかった」とし「うちの店では3年前からネパール・ベトナム・モンゴル出身の留学生たちが働いている」と話した。

 
韓国の大学に勉強しに来る留学生より、働きに来る留学生が増えている。留学ビザで滞在する間、アルバイトで稼ぐ収入が本国の大卒の初任給、公務員の給与の3~5倍にもなるためだ。

全羅北道全州(チョルラブクド・チョンジュ)の専門大学を卒業した5年目の留学生ルナさん(仮名、27)は入国直後から休みなくアルバイトをした。最近卒業し、D-10ビザを準備中のルナさんは「学期中には食堂で働いて、長期休暇の時は肉の加工工場、パン工場でも働いたことがある」とし、「工場には勤めてはいけないが、働いた日にすぐ現金をくれるから留学生がこっそり働いたりしている」と打ち明けた。「ミャンマーの公務員の給料は韓国のお金で1カ月45万~75万ウォンだが、(韓国では)アルバイトで月に200万ウォン以上稼ぐことができる」と話した。

問題は、留学生がアルバイトばかりして韓国での就職に失敗し、連続性のある移民政策として定着できずにいるという点だ。韓国教育部と韓国教育開発院が発行した「2023教育統計分析資料集」によると、2022年外国留学生卒業者の国内就職比率は13.4%(1879人中252人)で本国帰国(17.9%)、韓国内進学(24.3%)など調査項目の中で最も低い。キム・ドギュン元済州(チェジュ)出入国・外国人庁長は「留学生が韓国で大学を出ても韓国でできることが少ないため不法滞在者にならざるをえない」とし「現行の留学生制度は不法滞在を薦めているとしか評価できない」と述べた。

このような事情のため、最近法務部は卒業した留学生に一時的に単純労務ができるビザを発給しようという議論をしたという。また、人口減少自治体66カ所に就職または創業する条件の地域特化型居住ビザ(F-2-R)も新規導入された。

一方、移民政策研究院のイ・チャンウォン研究教育室長は「留学生が国内に安定的に滞在できるように制度整備をしなければならないという必要性は認めるが、韓国留学制度が単純労務就職の関門になるのではないかと懸念される」と述べた。

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    2024.03.01 10:05
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    江原道束草観光水産市場(中央市場)で外国人留学生が働いている。彼らは「アルバイトをすれば学費・生活費を使っても故郷に50万~60万ウォンは送ることができる」と話した。ソン・ソンベ記者
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