創業から1年もたたずにMSと手を組んだ…フランスのAI率いる31歳の男
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.02.28 09:27
米国にサム・アルトマンがいるならフランスにはアーサー・メンシュがいる。アルトマンは生成型人工知能(AI)のチャットGPTで躍り出たオープンAIの最高経営責任者(CEO)であり、メンシュはフランスの新鋭テック企業ミストラルAIのCEOだ。アルトマンが昨年末に内紛を経験している最中にメンシュは地道に投資金を確保した。そんな彼をめぐり英エコノミストが、「オープンAIと対決する赤子」と表現した理由だ。プライドの高いエコノミストは「このフランスのスタートアップに注目せよ」という要旨の見出しまで付けた。
フランスのマクロン大統領も昨年12月の演説でメンシュが率いるミストラルAIをフランスのテック企業の未来と言及したりもした。資金の流れもミストラルAIの味方だ。昨年12月までに投資された金額は総額3億8500万ユーロ(約628億円)。テッククランチなど業界専門誌の試算によると企業価値は20億ドル(約3000億円)だ。26日にはマイクロソフトともパートナーシップを締結した。マイクロソフトがオープンAIに続きミストラルAIをパートナーとして目を付けたのだ。