電気自動車「放電」…韓国バッテリー業界、UAMとロボットに目を向ける
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.02.27 13:14
韓国のバッテリー企業が電気自動車の需要鈍化で不況に陥る中で、電気自動車の外に生態系を拡張するための投資を惜しまずにいる。アーバン・エア・モビリティ(UAM)、ロボット、防衛産業などに事業領域を増やし新たな収益源を探しているのだ。韓国政府も昨年12月に「二次電池全周期産業競争力強化案」を主題に開いた非常経済閣僚会議で、航空、国防、海運など多様な分野で使われる次世代バッテリーの商用化を推進することにし、企業を支援することにした。
韓国のバッテリー企業が注視するのは「空飛ぶ自動車」と呼ばれるUAMに搭載するバッテリーだ。UAM市場は世界的投資銀行のモルガン・スタンレーが2040年までに1兆ドルまで大きくなると予想するなど潜在力が大きいモビリティ産業として注目されている。韓国政府も来年の商用化を目標に8月に仁川(インチョン)でUAMの初の実証飛行を始める。