ロシア反政府活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏の妻ユリアさんが１９日（現地時間）、「夫の死はプーチン大統領の責任」と主張した。

ユリアさんはこの日作ったＸ（旧ツイッター）に投稿した動画で「アレクセイはプーチンによって殺害された」と明らかにした。また「プーチンはアレクセイという人物そのものだけを殺そうとしたのではなく、彼とともに自由と未来に対する私たちの希望も共になくしたかったのだろう」と主張した。

続いて「戦争、腐敗、不義、公正な選挙、表現の自由のために戦い、私たちの祖国を取り戻すために闘争するすべての機会をつかまなければならない」とした。あわせて「私はアレクセイがしたことを継続し、ロシアのために闘い続ける」としながら「こちら側に立って共に行動してほしい」と呼びかけた。

「私たちはプーチンが３日前、なぜアレクセイを殺したのか正確に知っている」とし「近くこれに関する内容を共有する」とした。続いて「正確に誰がどのようにこの犯罪を犯したのか、必ず明らかにする」としながら「彼らの名前と顔を公開する」と予告した。

ユリヤさんはこの日、ベルギー・ブリュッセルで開かれた欧州連合（ＥＵ）外相会議にも出席し、各国の持続的な支持を訴えた。

ジョセップ・ボレルＥＵ外務・安全保障政策上級代表は会議を主宰後、Ｘに「プーチンとその政権はアレクセイの死に対する責任を負うことになるだろう」と述べた。

続いて「ユリアが述べたように、プーチンはロシアではなく、ロシアそれ自体がプーチンではない」とし「ロシア市民社会と独立メディアを引き続き支援していく」と明らかにした。

この日の会議でもロシア刑務所などナワリヌイ氏の死に関与した政府機関、個人に対する追加制裁が議論されたという。