LGエンソルもオーストラリアでリチウム確保…韓国バッテリー素材、脱中国に速度
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.02.15 09:51
韓国バッテリー(二次電池)業界が中国依存からの脱却に向けた総力戦に出た。現在バッテリー原材料の相当数を中国から輸入している状況で、サプライチェーン(供給網)の多角化はもちろん、すぐそこまで追撃してきた中国バッテリー会社との競争でも勝たなければならない二重苦に直面しているという評価だ。
LGエナジーソリューション(LGエンソル)は14日、オーストラリア「ウェスCEF」と高性能電気自動車(EV)約27万台分に該当するリチウム精鉱供給契約を結んだと明らかにした。リチウム精鉱は、リチウム鉱石を加工して濃縮した高純度鉱物で、水酸化リチウム・炭酸リチウムの原料となる。今回の契約でLGエンソルは米国自由貿易協定(FTA)圏域内でEVバッテリー原料サプライチェーンを確保した。これに先立ち、SKオンも米国ウエストウォーターと天然黒鉛供給契約を締結した。