【グローバルアイ】スウィフト帰国日程まで面倒を見る日本の「感性」外交
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.02.13 13:33
外交で『竹槍歌』のような感情はタブーとなった要素だ。少しの違いだが、別の結果をもたらす場合もある。それが感性だ。「銃声のない戦争」とたとえられる外交ではあらゆる手段と方法を動員しなければならない。感性も除外してはならない。外交も人がすることだからだ。
今月2日、在米日本大使館が発表した声明書が話題になった。内容はこうだ。「スウィフトさんが公演後に東京から出発すればスーパーボウルが始まる前に余裕でラスベガスに到着することができると自信を持って言う(『Speak Now』)ことができる。チーフスが赤(『Red』)(のユニフォームを)着てフィールドに立つときスウィフトさんが彼らを応援するためにラスベガスに駆けつけることができると知ることで、誰もが勇敢に(『Fearless』)なれると確信してもらいたかった」。『Speak Now』(3rd)、『Red』(4th)、『Fearless』(2nd)はどれもスウィフトのアルバムタイトルだ。なぜ歌手の試合観戦まで政府が保証人になったのだろうか。今回の対戦にはスウィフトの恋人トラビス・ケルシーがプレーしている。ケルシーが優勝カップを持ち上げた後、求婚するかもしれないという劇的装置まで用意された。ところが日本のせいで世紀のドラマが「放送中止」になったら? ひとまず日本の「保証書」は大きな関心を引いた。そのうえケルシーは終了10秒を残して突破に成功し、延長戦の末に劇的な優勝ドラマが完成した。