<韓日関係、連続診断30>岸田首相の日朝会談提案、米朝「パッケージディール」にも備えなくては(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.08.30 11:37
日本の岸田文雄首相は3月と5月にそれぞれ日本と韓国で開催された韓日首脳会談で、ジャケットの右襟に「ブルーリボン」を付けた。長期未解決課題である日本人拉致被害者問題を象徴するバッジだ。北朝鮮の日本人拉致事件が発生して50年が過ぎたが日本は依然としてこの問題を日朝間の核心懸案として扱っている。岸田首相は5月に日朝首脳会談を提案する時もその目的が「日本人拉致問題解決」であることを明確にした。28日の韓日ビジョンフォーラム参加者は日本の対北朝鮮政策が国際情勢に及ぼす影響をめぐり熱を帯びた討論を行った。
日本は拉致問題を日本の主権と国民の生命・安全に対する問題としてみている。国の責任の下で解決すべき緊急な主要懸案という認識が強い。拉致問題の解決なくして北朝鮮との国交正常化もないという基本認識が強い。北朝鮮の核・ミサイル開発に対しては日本の安全保障に重大な脅威だと考える。北朝鮮の大量破壊兵器と弾道ミサイルに対し「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」(CVID)を主張する一貫した態度を見せる。