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93歳の同い年の夫人と一緒に安楽死…オランダ元首相の選択

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.02.12 07:19
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オランダのドリス・ファン・アフト元首相が夫人と自宅で手を握り、安楽死によって生涯を閉じた。

10日、英国ガーディアンによると、ファン・アフト氏とユージェニー夫人は5日、93歳で亡くなった。

 
ファン・アフト氏は左派志向のカトリック信者だ。同氏が晩年に設立した研究所「権利フォーラム(The Rights Forum)」のヘラルト・ジョンクマン所長は「ファン・アフト夫婦は共に病気を抱えていて、片方を置いたまま離れることができなかった」と2人で安楽死を選択した背景を説明した。

ファン・アフト氏は2019年脳卒中で倒れてから、元の健康を取り戻すことができなかった。結局70年間ともに人生を歩み、「私の女性」と呼んできた夫人と最期を一緒に迎えた。

オランダでは2002年から安楽死および助力自殺を許容している。ただし、耐えられない苦痛、救済の可能性なし、死に対する長年の独立的な希望など6種類の条件に該当しなければならない。2022年オランダで安楽死を選んだ人は合計8720人だった。全体死亡者の5.1%に達する。

同伴安楽死は2020年26人(13組)、2021年32人(16組)、2022年には58人(29組)を記録した。オランダ安楽死専門センター(Expertisecentrum Euthanasie)のエルケ・スワート広報担当は「同伴安楽死の要請が増加しているが依然として少ない」とし「2人が同時に治療に対する見込みがなく、耐えられない苦痛を味わっていて、共に安楽死を願う可能性は非常に少ない」と話した。

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