中国「50億ウォン出すから共同研究しよう」…サムスンと組んだ韓国の大学狙う
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.02.06 12:03
最近半導体、ディスプレー、二次電池など先端技術と関連した韓国の大学の研究陣が、中国の大学から破格な共同研究提案を受ける事例が増加している。海外大学との協力は一般的だが、韓国の研究開発段階でのセキュリティ基準とガイドラインが曖昧で、核心技術の流出に対する懸念が大きくなっている。
中央日報が先端技術関連学科を運営する韓国主要大学約10校を確認した結果、ほとんどの大学がこの数年間に中国の大学から研究協力の提案を受けていたことがわかった。正式に両国の大学間の共同研究や業務協約(MOU)締結を提案したり、学会の人脈などを利用して教授陣に直接接触する形だ。韓国科学技術院(KAIST)で半導体分野を研究するある工学部教授は「1年に1~2回ずつ知り合いの中国の教授から電話や電子メールで共同研究提案を受けてきた。どの程度の水準で協力すべきか判断がつかず連絡を避けている」と話す。サムスン電子と契約して学科を運営しているある大学の関係者も「中国の大学が先端技術関連の特定の学科だけを対象にMOUを提案するケースがこの数年で大きく増えた」と説明した。