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韓国国防部長官「政権終末」発言に…激怒した北朝鮮「物理的衝突の起爆剤」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.02.05 09:18
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韓国国防部の申源湜(シン・ウォンシク)長官が先月に韓国空軍第17戦闘飛行団を訪れ、「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権が戦争を起こす場合、敵指導部を除去し政権の終末を告げる先鋒になってほしい」と注文したことに対し、北朝鮮が5日「物理的衝突の起爆剤」として激怒した。

北朝鮮国営メディアの朝鮮中央通信はこの日の論評で、申長官が「『政権の終焉」だの、『敵の指導部除去』だのという最悪の妄言まではばかることなく吐いた」と非難した。

 
申長官は先月24日に忠清北道清州(チュンチョンブクド・チョンジュ)の空軍第17戦闘飛行団を訪れた席で将兵らに「もし金正恩政権が戦争を起こす最悪の選択をするならば、みなさんは『大韓民国を守る見えない力』として最短時間内に敵指導部を除去し政権の終末を告げる先鋒にならなければならない」と呼び掛けている。この日の発言は最近北朝鮮が対南威嚇を高める中で北朝鮮側が実際に武力挑発に出る場合、空軍戦力を活用して対応するという警告メッセージと解説される。

通信は「戦争中にある二つの敵対国の関係においてこのような暴言が露骨な宣戦布告になり、物理的衝突の起爆剤になるということは、三歳の童も知って余りある」と猛非難した。

また、韓国陸軍第32師団と第55師団の酷寒期訓練、第17師団の戦闘射撃訓練など最近行われた韓国軍の訓練をひとつずつ取り上げ「戦争狂気を振るった」とも指摘した。

通信は「口に乗せられない悪態と各種規模の戦争演習はそうでなくても危ういかいらい大韓民国の哀れな運命を完全に終わらせる結果を招く危険性が内包されている」とした。

北朝鮮が2日に西海(黄海)上に向け撃った巡航ミサイルの発射は今年に入って4回目だ。北朝鮮は先月24日と28日に新たに開発した潜水艦発射戦略巡航ミサイル「プルファサル3-31型」の試験発射を、同月30日には既存の長距離戦略巡航ミサイル「ファサル2型」発射訓練を実施した。

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