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中国製かと思ったのに…世界で数千億ウォンの売り上げを上げた北朝鮮製つけまつげ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.02.05 06:51
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北朝鮮で製造したつけまつげが中国で包装され、全世界に輸出されて数千億ウォンの売り上げを上げたと伝えられた。これは昨年、北朝鮮の輸出回復をけん引したという評価だ。

ロイター通信は3日(現地時間)、業界従事者15人と貿易弁護士、北朝鮮経済専門家とのインタビューをもとに、中国企業が北朝鮮で製造された製品を輸入し、包装、販売していると報じた。

 
つけまつげの販売額は数千億ウォン水準で、昨年の北朝鮮の輸出回復をけん引したという評価だ。

北朝鮮は長い間、つけまつげやかつらなどを輸出して外貨を稼いできた。しかし、新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)で国境が閉鎖され、輸出が急減したが、昨年中国を通じて再開された。

中国税関資料によると、2023年の北朝鮮の中国向け輸出額は前年比2倍以上増加した。

約60%はつけまつげやかつら、あごひげなどの人工毛髪製品だ。約1億6700万ドル(約248億円)相当の1680トンを輸出した。製品価格が低かった2019年の輸出規模は1829トンだったが、輸出額は3110万ドルに過ぎなかった。

輸出額の最大90%は北朝鮮政権に入っていると専門家は推定している。

国連安全保障理事会(安保理)は2006年から北朝鮮の核実験、ミサイル発射に関連して対北朝鮮制裁決議を採択し、北朝鮮の石炭・石油・繊維などの貿易取引、海外勤労者就職などを制限している。

国連加盟国はこの制裁を守る義務があるが、毛髪製品に対する直接的な制裁は禁止措置がないため、つけまつげの貿易を必ずしも国際法違反と見なすことができないというのが制裁専門家の意見だ。

中国に渡った北朝鮮のまつげは、「世界のまつげの首都」と呼ばれる平度に集まる。平度にある多くのメーカーが、北朝鮮製つけまつげを包装して輸出している。

中国のまつげメーカー各社は、2000年代初頭から北朝鮮と取り引きを開始したと、中国工場関係者らは伝えた。品質は良く、価格は安いという。

それだけ労働者の賃金は劣悪だ。中国工場の管理者は、北朝鮮労働者の給与は中国労働者の10分の1水準である可能性があると話した。

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