米国、アフガンに続きイラクとシリアからも軍撤収か…「ISの動き懸念」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.01.25 17:56
米バイデン政権がアフガニスタンに続きイラクとシリアからも軍の撤収を検討していることがわかった。これにより、米軍のアフガン撤退後にタリバンが再執権して起きた混乱の様相が中東で再現される恐れがあるという観測が出ている。特に最近になりテロの規模を増やして勢力拡大を狙うイスラム原理主義武装組織のイスラム国(IS)に機会を与えることになりかねないという分析からだ。
ロイター通信は24日、複数の消息筋の話として「米国とイラクが米軍主導の国際同盟軍を終息する案について交渉を始める予定」と報道した。消息筋によると、この日ロマノウスキー駐イラク米国大使がイラクのフセイン外相にこうした内容が盛り込まれた書簡を送った。ただ、米国側は軍撤収の前提として「イランが支援するイラク国内武装勢力の攻撃中断」を取り上げたとロイターは伝えた。