【社説】革新と株主親和政策が押し上げた日米の証券市場
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.01.24 11:21
米国と日本の証券市場が大きく上昇している。米ダウ平均株価は初めて3万8000ドルを超え、S&P500は過去最高記録を連日塗り替えている。日経平均もバブル期の1990年1月から34年ぶりの高値まで上がった。これに対し韓国証券市場は力を出せずにいる。代表指数であるKOSPIが新年に入り7%近く下落した。中国証券市場はさらに悪い。特に香港に上場された中国企業で構成される香港H株指数は今年に入って13%以上下落した。この指数と関連した韓国株価連係証券(ELS)投資家の損失は雪だるま式に大きくなり心配だ。
株価を純資産価値で割った株価純資産倍率(PBR)で見ると韓国証券市場がどれだけ低評価されたのかがわかる。昨年末基準で各国の証券市場の上場企業平均PBRは韓国が1.1倍、日本が1.4倍、米国が4.5倍だ。すでに株価が純資産価値の4~5倍に達するほど高評価された米国の株価は上がり続けるが、株価が純資産価値と同水準と低評価された韓国証券市場はむしろ後退している。残念なことだ。