「スタープレーヤー」だったユルゲン・クリンスマン韓国代表監督がアジアサッカー連盟（ＡＦＣ）アジアカップの試合内容に関連して批判を受けている選手たちをかばった。

クリンスマン監督が率いるサッカー韓国代表は２１日（日本時間）、カタール・ドーハのアル・エグラ・トレーニングセンターで練習を行った。

韓国は前日のアジアカップＥ組グループリーグ第２戦でヨルダンと２－２で引き分けた。特に後半ロスタイムの相手のオウンゴールがなければ、韓国は２００７年以来１７年ぶりにアジアカップのグループリーグで敗戦を喫するところだった。試合の結果と内容に失望した一部のファンはオンラインで選手を激しく批判したりした。

これに関連しクリンスマン監督は「容易ではないが、大会中は世論とは距離を置くのがよい」と助言した。

続いて「代表チームに対する批判を尊重する。代表チームがうまくいくことを望む思いでそれぞれ意見を出すかもしれない」としながらも「私もその間、世論に大きな関心を向けなかった。選手たちはみんな距離を置いて気にせず、集中力を持って大会に臨んでほしい」と述べた。

クリンスマン監督は「李康仁（イ・ガンイン、パリ・サンジェルマン）をはじめ、すべての選手が毎試合うまくいくことはない。起伏があるものだ」とし「重要なのは勝ち点を重ねて決勝トーナメントに進むことだ。現在、勝ち点は悪くない。１６強戦からは雰囲気が完全に変わるだろう」と強調した。

また「オウンゴールの場面も全く問題はない。みんなが熱心にプレーしながら生じたこと」とし「選手については心配していない」と信頼を表した。

韓国代表は普通、試合の翌日は練習をせず一日休養をとるが、この日は異例にも練習を行った。太極戦士らは批判に動揺せず練習に専念する姿だった。

クリンスマン監督は「ヨルダン戦の前半の内容が満足できなかったため、早めに修正する必要があると考えた」とし「次の試合まで休める時間は多い。補完する部分を先に修正しなければいけない」と練習をした理由を明らかにした。

韓国は２５日午後８時３０分、マレーシアとグループリーグ最終第３戦に臨む。