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今回はマイバッハSUVに乗った金正恩…ベンツ社「徹底的に調査」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.01.20 13:36
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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が新しいベンツの専用車を誇示したことに関連し、ドイツのメルセデスベンツが調査を進行中だと明らかにした。

ボイス・オブ・アメリカ(VOA)の20日の報道によると、メルセデスベンツ(以下、ベンツ)ドイツ本社の・広報室は最近、VOAの質問に対し「我々は利用可能な情報に基づいて新しい写真を徹底的に調べている」と述べた。

 
続いて、北朝鮮で自社の車両が利用されている場面が相次いで登場していることについて「すべての事業所で規定を遵守し、倫理的慣行を守ろうという信念に基づき、北朝鮮のような国では事業をしない」とし「これが北朝鮮市場に進出しないことを数年前に決定した理由」と明らかにした。

ベンツ側は「当社は承認されていない第三者販売や契約地域以外での製品の販売を禁止している」とし、協力会社が北朝鮮制裁を違反する場合は関連規定により取引を中断するなど断固対応する」と強調した。

これに先立ち韓国統一部も19日、「報道された車両に関する具体的な情報や入手経路などを関係機関と共に綿密に追跡していく」と明らかにした。

北朝鮮朝鮮中央テレビで15日に放送された記録映画では、金委員長が「メルセデス-マイバッハGLS600」モデルと推定される車から降りる姿があった。この車の韓国国内での価格は2億6000万ウォン(約2800万円)以上だ。

金委員長は昨年12月8日に全国オモニ(母)大会出席者と記念写真を撮影した際、マイバッハSクラスの初代セダンに乗っていた。20日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射の関係者を激励する時にはマイバッハSクラスリムジンを利用した。

昨年末に開かれた党全員会議関連の報道でも金徳訓(キム・ドクフン)首相をはじめとする幹部がベンツ社の最高級セダンに乗って会議場に到着する場面が確認された。

当時、ベンツ社はメディアの関連質問に「車両識別番号を確認できず、具体的な追跡は不可能」と独自調査の限界を吐露しながら「第三者の車両販売、特に中古車販売は当社の統制と責任の外にある」と釈明した。

国連安全保障理事会(安保理)の北朝鮮制裁はぜいたく品に該当する高級車だけでなく運送手段自体の北朝鮮輸出を禁止している。

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