そっくり盗まれた「金イチゴ」1.9トン…農家「よく熟れたものだけを摘んでいった」悔しさ爆発=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.01.18 08:48
17日午前6時30分ごろ、慶尚南道金海市翰林面匙山野(キョンサンナムド・キムヘシ・ハンリムミョン・シサンドゥル)。洛東江(ナクトンガン)を臨む広大なこの野原は黒い墨で塗りつぶしたかのように暗かった。幅2メートルの狭い農道に沿って電信柱が立っていたが、よくある街灯ひとつ見られなかった。漆黒の闇に包まれた野原には長さ100メートル、幅5メートルのビニールハウスが至る所に設置されていた。イチゴを栽培する施設ハウスだった。最近、ここで出荷を控えたイチゴ1900キロが夜間に忽然と消える事件が発生した。
金海市・警察によると、先月末から今月初めにかけて翰林面匙山里・佳洞里(カドンリ)にある施設ハウス11棟からイチゴが盗まれた。市に盗難被害を届け出た農家は8軒。約80軒のイチゴ農家が集まる翰林面で、10軒に1軒が被害を受けたことになる。被害金額は2500万~3000万ウォン(約275万~330万円)と推算している。今月2日、被害農家が金海市などに届出て警察が捜査に入ったが、イチゴの行方は不明だ。