韓国、28兆ウォン危機のPF…手を入れるべきところには手を入れる(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.12.18 10:45
PF貸付統計に分類されない各種不動産開発事業関連の貸付延滞率も尋常でない。農協中央会が延滞率の高い地域の農畜産協同組合約50カ所を調査した結果、未分譲担保共同貸付延滞額は6月末に3128億ウォンで昨年末の932億ウォンから3倍に急増した。延滞率も昨年末の6.55%から6月末には20.3%に上昇した。これに対し農協中央会は20日から未分譲担保新規共同貸付を中断するなど健全性管理強化に出た。セマウル金庫が不動産担保などで出した企業貸付延滞率も6月末基準8.34%で昨年末の5.61%から2.73ポイント上昇した。
専門家らは不動産PFの中でも特にブリッジローンリスクを鋭意注視すべきと指摘した。ブリッジローンは不動産開発事業過程で土地買い入れなど初期段階に必要な資金を貸し付けるもの。9月基準で貸付満期延長により持ちこたえたブリッジローン規模は30兆ウォン水準と推定される。ナイス信用評価のイ・ヒョクチュン金融評価本部長は「現在のような高金利が続けば、該当事業のブリッジローンに貸し付けた金融会社の損失は避けられず全ブリッジローンの30~50%は最終損失につながる恐れもある」と診断した。