トランプ大統領は「虚偽情報」と否認したが…「北核容認」報道は「誤ったシグナル」与える懸念
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.12.14 15:48
トランプ前米大統領が来年の大統領選挙で勝利する場合、北朝鮮の非核化を追求しない案を検討しているという米政治サイト「ポリティコ」の13日(現地時間)報道に対し、トランプ前大統領は自身のSNSで「私の観点が緩和されたというのは作り話であり虚偽情報」と明らかにした。
しかし専門家の間では北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長に誤ったシグナルを与えかねないという懸念の声が出ている。ポリティコが報道したように、北朝鮮の完全な核廃棄を目標にせず現水準で核を凍結するだけでも制裁を緩和するという案は、北朝鮮が狙う「事実上の核保有国」認定および米国との「ビッグディール」による核軍縮が可能になるという意味であるからだ。