【コラム】韓日中3カ国の世界遺産競争…数を増やすのに意味はない(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.12.08 11:59
◆数が増えて観光効果は弱まる
韓国でも最近、世界遺産登録の動きが目立つ。各種選挙のたびに欠かさず公約として登場する。競争が激しくなり、最近では単一遺跡でなく複数の遺跡を一つにまとめて指定する傾向が強まり、周辺に世界遺産を見るのはもう難しいことではない。例えば百済遺産地区の場合、ソウル・扶余(ブヨ)・公州(コンジュ)・益山(イクサン)などが共に選定された。伽耶や書院もそうで、広い地域にある。このような傾向は中国も同じで、市街全体が選定されることもある。中国北京はすでに7件も登録されているが、北京旧市街(北京中軸線、Beijing Central Axis)の来年の登録を準備している。