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中国、黒鉛輸出統制を開始…韓国バッテリー業界「5カ月分の在庫確保」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.12.01 07:53
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中国が1日から黒鉛の輸出統制に入った中、韓国政府・バッテリー業界は需給に支障がないよう積極的に協力することにした。各企業が3-5カ月分の在庫を確保したため、すぐには大きな問題にならないと予想される。しかし中国への依存度が高く、今後の変数も多いだけに、サプライチェーンの多角化が急がれるという声が出ている。

韓国産業通商資源部は30日、官民合同で黒鉛サプライチェーン点検会議を開いた。この日の会議には企画財政部をはじめとする関係部処、国内バッテリー3社(LGエナジーソリューション、SKオン、サムスンSDI)とポスコフューチャーエム、バッテリー協会などの関係者が出席した。黒鉛は電気自動車バッテリーの核心素材である陰極材の生産に重要であるため、国内の需給に支障がないように緊密に協力して対応していくことにした。ブルームバーグNEFによると、昨年基準でリチウムイオンのバッテリー陰極材の73%は黒鉛だけを使用した。

 
10月20日に中国商務省が輸出統制を発表して以降、韓国政府は黒鉛需給対応担当班(TF)を稼働するなど慌ただしく動いている。韓中通商当局間の協議を続ける一方、先月8日には人造黒鉛国内生産工場増設のための許認可迅速処理も進めることにした。

関連業界も忙しい。輸出統制施行前の追加導入契約などで企業別に3-5カ月分の黒鉛在庫を確保したことが分かった。他国へのサプライチェーン多角化も進める。ポスコインターナショナルはタンザニアなどの黒鉛鉱山で物量確保に入った。このため黒鉛不足事態は生じない可能性が高い。

産業通商資源部のイ・スンリョル産業政策室長は「最近の中国のガリウム・ゲルマニウム輸出統制事例からみて、少し時間はかかっても黒鉛の需給には特に問題は生じないと期待される」と述べた。中国政府も先月、北京で韓国企業対象の説明会を開き、「中国の法律さえ守ればいかなる問題もない。信頼がある企業には輸出承認手続きを簡素化する」という立場を明らかにした。

しかし黒鉛の対中依存度があまりにも高いだけに「需給リスク」は残る。韓国貿易協会によると、今年1-10月の天然黒鉛の97.7%、人造黒鉛の94.5%を中国から輸入した。天然・人造黒鉛の対中輸入比率は2020年に比べてそれぞれ7ポイント、10.4ポイント上昇した。モザンビーク(天然)・日本(人造)など直ちに輸入先を変えるのが容易でないということだ。今回のように中国が黒鉛輸出統制対象目録を調整した2006年9月、中国の対世界黒鉛輸出額は前年同期比24.4%減少した先例もある。短期的には輸入減少を覚悟しなければいけないということだ。

貿易協会のチャン・サンシク動向分析室長は「中国の高純度黒鉛は品質が良くて安いので、企業はしばらく中国サプライチェーンに依存するしかない。中国の輸出統制は米国を狙ったものであるだけに国内の受給にはまだ大きな心配はないが、今後、米国に工場を置く国内バッテリー企業の黒鉛輸入に支障が生じるリスクは残っている」と話した。

専門家らはこの際、黒鉛サプライチェーン多角化を模索し、海外資源開発から国内生産まで続く黒鉛「バリューチェーン」を整えるべきだと強調している。黒鉛に代わる高容量・環境にやさしいシリコン陰極材の技術開発も急がれる。

仁荷大のカン・チョング・エネルギー資源工学科教授は「韓国から遠くない東南アジアなどで天然黒鉛を確保し、国内で人造黒鉛と陰極材を作る形に進んで産業競争力を確保することが可能だ。政府も黒鉛の自給率を高めるために企業に対する規制緩和、税制支援などに積極的に取り組む必要がある」と述べた。

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