주요 기사 바로가기

来年上半期に満期8兆ウォン…「香港ELS」爆弾爆発するか=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.27 10:45
0
香港ハンセン中国企業株指数(香港H指数)の下落傾向が続き、これと連係した株価連係証券(ELS)商品の大規模元金損失の可能性が大きくなっている。

韓国大手銀行5行によると、来年上半期に満期が到来するELS商品規模は8兆4100億ウォン(約9542億円)だ。KB国民銀行が4兆7726億ウォンで最も多く、NH農協が1兆4833億ウォン、新韓銀行が1兆3766億ウォン、ハナ銀行が7526億ウォン、ウリィ銀行が249億ウォンの順だ。

 
ELSは基礎資産価格が満期までに契約時点より一定水準落ちていなければ約束した収益を支払う派生商品だ。だがあらかじめ決めた水準以下に価格が下がれば元金を失う。ELS基礎資産は2~3種類の株価指数をまとめて使うが、特に香港H指数と連係した商品が多い。

ELS満期が通常3年であることを考慮すると、来年上半期に満期となる商品の契約時期は2021年上半期だ。当時香港H指数は1万340~1万2229ポイントで騰落を繰り返していたが、いまは半分水準の6000ポイント台にとどまっている。指数の反騰がなければ大規模な元金損失が現実化しかねない。

特に最も多くのELS商品を売ったKB国民銀行は元金損失が相対的に大きい「ノックイン型」を主に売っており懸念が大きくなっている。ELSは大きくノックイン型とノーノックイン型商品に分かれる。ノックイン型は契約期間中に基礎資産指数が加入当時より50%以下に一度でも下がる(ノックイン)と、これに連動して元金損失が出る商品だ。元金を回復するには満期時までに指数が加入時より通常70%以上に回復しなければならない。ノーノックイン型は契約期間に指数がどれだけ下がるかに関係なく、満期時の指数が加入時より65%水準以上なら元金と約定利子を受け取ることができる。

KB国民銀行が販売したELS商品のうち来年上半期に満期となる商品の大部分でノックインが発生したという。ノーノックイン型商品でも香港H指数がすでに2021年の指数の半分水準まで落ちているだけに、来年まで指数反騰がなければ元金損失は避けられない。

元金損失規模は商品の種類や、加入時と満期時の指数水準により変わるので一律的に予測するのは難しい。ただ現在の指数をそのまま維持すれば概ね40~50%の元金損失が発生すると推定される。実際にハナ銀行で販売したELS商品のうち最近満期となった181億ウォンで7月から今月まで約83億ウォンの元金損失が発生した。損失率だけで45.9%だ。

ELS損失の懸念が大きくなり金融当局は金融会社のELS商品不完全販売の可能性点検に出た。金融監督院はELSを最も多く販売したKB国民銀行に対し20日から来月1日まで現場調査に着手すると明らかにした。加入当時顧客に元金損失の可能性などを事前に十分に告知したかを集中的に点検する計画だ。

ハナ銀行に対してもほぼ同じ時期に実施する定期検査でELS不完全販売部門を点検する計画だ。新韓銀行、ウリィ銀行、NH農協銀行も関連資料を提出し書面調査を受けている。証券会社ではELSを最も多く販売した未来アセット証券とKB証券など5~6社が調査対象だ。調査の結果、不完全販売が見つかれば、ライム・オプティマスやDLFのようなファンドをめぐる問題がまた発生する可能性があるという分析も出ている。特にELS顧客の相当数が派生商品をよくわかっていない高齢層という点が不完全販売の可能性を大きくしている部分だ。

ELSはすでに数年間銀行が問題なく売ってきた商品であるだけにいまになって不完全販売で制裁するには無理という指摘もある。金融当局関係者は「ファンド顧客の被害と損失は区別しなければならない。ライム・オプティマスのようにファンド運用をまともにせずに資金を失ったとすればこれを被害とみることができるが、ELSのように正常に販売して運用したとすれば損失が出たものであり被害というのは難しい」と話した。

関連記事

最新記事

    もっと見る 0 / 0
    TOP